lanケーブルには様々な種類があることが知られており、これを上手に使い分けることでシステムの安定性を図ることができます。しかし現在一般的に使用されているlanケーブルは1種類だけであり、そのために用途に応じて使い分けることが難しいと考えている人も少なくありません。以前にはlanケーブルにも様々な種類があり、それぞれ性能や機能が異なっていました。外見上もコネクタの形状が違うなどといった特徴があるため、利用する際にはこれらの違いを意識して使用していたものです。
しかし現在ではその形状や規格が統一され、非常に利便性の高い1つのものだけがよく利用されるようになったことから、その違いを実際に見る事はほとんどなくなりました。ただしその一方で、システムが高速化するにつれ、見えない部分での違いを意識することが重要となっています。これはケーブルに記載されている数字を意識することです。10BASEや100BASEと記載されていることが多いのですが、これはそれぞれ10Mbps、100Mbpsに対応できると言うものであり、これを誤るとシステムトラブルを招く恐れもあるので注意をしなければなりません。
特に最近では高速通信に使用することが多くなっており、ほとんどが100Mbps対応でなければ安定した動作を望むことができない状況になっています。この点を知っておくと、安心してlanケーブルを使用することができるので、利用する際には必ず確認をすることが大切です。